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1・会員や第三者との意志疎通―ネット会議室
組織で事業をするには、迅速なコミュニケーションが欠かせない。
そのためには直接集まって意見や情報を交換し合うのがベストだが、時間や場所の問題などで役員会ですら、月に1回程度が大半。ましてや一般会員やその家族、従業員、地域住民などとなるとなかなかやりとりする機会がない。
それをカバーする有力な手段の一つがインターネットだ。
会議の案内や報告、売り出し・イベントその他の連絡、意見・情報交換などが24時間いつでもできる。会議室なども要らない。発言の記録も残る。
■内部での連絡に便利なML
会内部での連絡に便利なのはメーリングリスト(ML)。登録した会員共通のEメールアドレスを使うので1度の送信で全員に届く。また、第三者には読めない設定もできる。
■公開に便利なHP掲示板
HPの掲示板は、不特定多数に公開するので、住民など第三者が商店会に意見をのべたり、質問するのに便利。 商店会及び個店の売り出しやイベントの予定、新規開店(改装)の店の紹介などのニュース、町内会など地域の団体の事業、個人から寄せられた情報の紹介、消防や交通安全運動などの公共的なニュースも。
住民同士で個々の商店や病院などの地域情報を活発に交換しあうまでになればすばらしい。
掲示板もMLも開設は比較的簡単で、多少の広告掲載を気にしなければ無料で利用できるシステムもある。
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住民参加
綱島商店街連合会のHP「綱島もるねっと」の掲示板は、お客さん同士が地域の小売店、飲食店、美容院、CDショップ、医療機関、交通問題などで活発な情報交換を交わし、それ自体が地域のデータベースとなりつつある
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2・議事録や視察報告 など―ネット資料室
■内部資料の扱い
役員会など会合の記録はMLで報告するほか、過去の記録をまとめて、HPで表などにしておくと便利。
イベントや売り出し、視察・親睦・招待旅行、研修会などの報告をHPに写真入りで掲載し、アルバムとして楽しんでもらうという使い方もある。
また、イベントや売り出しなどは企画書・時間割・決算・評価などを蓄積することで、新規に実施する場合の参考となる。
商店街診断や活性化計画などの資料も、HPで保存しておけば貴重な記録となる。
会員以外に公開したくないデータは、HPには掲載せず、CDやMOなどで保存するか、パスワードを設定するなどの配慮も必要だろう。
■ネット展示会
昔の商店街及び周辺の写真やポスターなどを集めて、リアルの展示会を開催し、HPには常時掲載するという活用法もある。
その他地域の歴史、旧跡、各種作品などのデータは、ネット資料館・博物館・美術館・作品展示館などとして掲載することも可能だ。
3・共同宣伝・ネット通販
■各店の基本情報を紹介
各店の扱い商品・サービス内容・場所・営業日と時間・連絡先などをHPに掲載することで、消費者にとっては電話帳以上の情報源の一つとなり、会員にとっては広告になる。現状では、HPを地域での買い物情報源とする消費者はごく一部だが、今後、利用者は増える傾向にある。
消費者にいかに見てもらうか、そして購入したくなる商品・サービスを用意し、きめこまかい説明ができるかがネット通販の決め手だ。
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個店の基本情報
瀬谷区商連では、全商店街の地図、データを提供した加盟店(全体の約7割400店)の基本情報(店名、商店街名、扱い商品、連絡先など)をHPに無償掲載している。
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■効率的なEメール配信
Eメールアドレスを教え、発信を認めてくれる顧客が多ければ、注目率は高く経費は安い広告ができる。写真など詳細情報はHPに掲載し、Eメールの中で案内すればより効果的。
4・情報収集
■先進事例収集
例えば、商店街道路を整備したい、街路灯やアーチを更新したい、ポイントカードを始めたいなどで新たに情報を集める場合に、先進事例をHPで調べ、疑問点や課題などを整理しておけば視察も効率的にできる。あるいは電話やEメール、郵便のやりとりだけで済むかもしれない。
■行政情報・地域情報
各種事業について融資や補助など行政や商工会議所などの支援情報は殆どHPに掲載されているので、役員が出かけたり、資料を取り寄せなくても済む。出かけるにしても、少なく済む。各種の手続きなどもインターネットでできるものが増えている。
自治会など地域の団体、学校の行事などの地域情報も多くがHPでわかるようになってきた。
1・会員がインターネット環境を持つ
多くの可能性を持つインターネットだが、商店会での利用は少ない。「覚えるのが面倒」、「費用がかかる」、「インターネットなどやらなくても商売はできる」などという人が多いためだ。
しかし、実はそれほど面倒ではないし、パソコンの性能、使い勝手もよくなり、費用も安くなってきた。
2・身近で覚えられる環境づくり
最初はわからないことだらけ。いつでも教えてもらえる人が周囲にいることが重要だ。
それまで商店街活動に無縁だった若手が、HPづくりやパソコン教室などを手伝ってから積極的に参画するようになったということもある。
3・人材の発掘と登用
HP掲示板では、誹謗中傷、いたずら、商店街に関係のない広告などが出される場合がある。メーリングリストでは、ウイルスメールなどへの備えも欠かせない。そのために、担当者を設けることも必要になる。
ただ、技術を持つ人材が役員にいない、いても多くの店がギリギリの体制でやっており、時間がとれないという場合が多い。
しかし、一般会員やその家族に技術を持つ人がいて、協力するという場合もある。
「少しなら自分の時間を地域のために使ってもいい」、「社会の役に立ちたい」という学生や退職者などに協力してもらえる場合もある。
役員らの人脈を生かし、募集などの告知活動をしてみることだ。
■設備と費用
・パソコン&プリンター
*HPをつくる場合には、ほかに、スキャナーやデジタルカメラなど。
・ソフト
Eメールの送受信とHP閲覧のソフトは最初からパソコンに搭載されている場合が多い。
・インターネット接続回線
最近は、高速大容量で、どれだけ使っても同一料金、通常の電話回線が使えるADSL(電話とインターネットが同時に使える)利用者が多い。工事費その他で最初に1万円程度。
・モデム
2万〜3万円(リースもあり)。
*モデムとは、パソコンで作成した情報をインターネット回線につなげられるようにする機械。パソコンに内蔵されている場合が多いが、ADSLなど高速大容量の回線利用の場合は別になっている場合が普通。
■インターネット接続サービス業者(プロバイダー)利用料
通信料とインターネット接続サービス料とセットで使い放題月3000〜4000円が一般的。
*以上は最低限必要なもので、このほか、Eメールの送受信に添付ファイルとして使われることがある場合にはワープロソフトや計算ソフトなど、そしてHP閲覧に時々必要となる画像ソフトやデータ圧縮ソフトなどがあると便利だ。これらは最初からパソコンに搭載されていたり、無料でHPから取り寄せられるものもある。
■覚えるべきこと
・パソコンの基本操作
オン・オフ、キーボード操作。
・Eメール文書作成
文字入力・複写・移動・削除。
・インターネット
Eメールの送受信、HPの閲覧(HPを作る場合は作成ソフトが便利)。
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